さくらの花を、白いゆきがおおう
なんだか奇妙な朝でしたが
みなさま
あったかくお過ごしでしたでしょうか
じつは
たいへんうれしいご報告があります。
太平洋戦争末期、瑞泉学徒隊として激戦の沖縄を生きのびた、宮城巳知子さんの
ドキュメンタリー映画17才の別れ」が、
5月の東京を皮切りに、各地で上映が決まりました。
■オフィシャルサイト
映画「17才の別れ」わたしは、この作品のエンディングテーマを担当させて頂いたのですが、
今回はじめて、作詞・作曲・弾き語りの全てに挑戦させて頂きました。
わたしはいわゆる、「戦争を知らない子供たち」
樺太から引き揚げてきた母が話してくれたこと、
亡くなられてしまいしたが、零戦のパイロットだったという、ご近所のおじいさんの話。
本や映画での知識はあるものの、生の話をきいたのは、それくらいだったと思います。
しかし。
実際に沖縄に行き、自決した手榴弾のあとが生々しく残る戦跡をたどり、
激戦を生き延びた方々、そして、沖縄の「今」を生きている方々とお会いしていくうちに、
危機感が募り始めました。
これは、昔話なんかじゃない。
明日にでも、どこででも、起きうることなのだということに
気づいたからでした。
そこからが、手探りの、長い長い旅で。
歌詞の第1稿を読んだ齊木監督はひとこと、
「ずいぶん上品な歌詞ですね。」
ぬ、ぬおーーーーーーーーー!!!!!!
笑
たしかに。
たしかに、なにか、きれいごとだったのです。
だからと言って
どうすればよいのか
あのときは
とにかくピアノを弾いて、声を出して、録って、聴いて。
また 弾いて。出して。録って。聴いて。
繰り返しているうちに
うっちゃあああああああああああああーーーーーーーーーーー!!!!!!
と、なったので
そう歌ってみたところ
沖縄で自分が感じた、風の色や、草の匂いや、ほらあなの暗さや硬さが
一気に吹き出してきたような気がしました。
齊木監督に紹介してくださった、中学校時代の恩師の御法川慎二先生のお宅で、
感情が昂ぶり、震えながらうたった曲に、
監督はその場でOKを下さいました。
宮城さんとお会いできたこと、にんげんにとって一番大切なこと。
文字通り、命を削るようにして、語り部としての使命を果たしてこられた彼女の話を、
直接聴いてしまったからには。
もう
聴かなかったことにはできないから。
やることは
きまった。
齊木監督をはじめとする、平和を願う、たくさんのひとたちの想いと祈りが込められた作品です。
ぜひ、劇場にてご覧くださいませ。
石田 倫依
*
遅くなってすみません!!!
ありがとうございます。よろしくお願いします☆